2018年に読んだ本5選
①小川糸『ツバキ文具店』
小川糸さんに嵌るきっかけを作ってくれた一冊。前々から読みたいとは思っていたのだけど、今年になってやっと読めた。あまりにも描写が素敵すぎて、その後数年ぶりに鎌倉に行った。ポッポちゃん達の事を思いながら歩く鎌倉は以前行った時よりも楽しかったし、食べものは美味しいしで最高(食べたのはお話とは関係ない生しらす丼だったけれど)。パラダイスアレイのニコニコパンが売り切れてしまっていたので、また行きたい。ちなみにわたしはQPちゃんがだいすきです。
②古内一絵『マカン・マラン-二十三時の夜食カフェ』
日々の生活にささくれ立った心を癒してくれた一冊。シャールさんがめちゃくちゃに素敵なひとすぎる… 今年はごはんが題材の本を中心に読んでいたのだけど、これは特に好きなシリーズ。最終巻だけ読めていないので、早急に読まねばと思っています。
③近藤史恵『ときどき旅に出るカフェ』
近藤史恵さんの本も何冊か読んだけれど、こんなにも好みの文章を書くひとがいるのか…!と幸せで、読みながら何度もときめいて仕方がなかった。世界の知らないお菓子がたくさん出てきて、想像したり時には検索してみたりしながら読むのが楽しかった。そしてそのお菓子がどれもこれも物凄く魅力的に書かれているんですよ…
読み始めてすぐにとても気に入ってしまったこの本だけど、最後のシーンで完全に心を奪われました。最後までときめかせてくれる…
④柚木麻子『ランチのアッコちゃん』
ハチャメチャに元気が出る一冊。前述のマカン・マランにも通ずるものがあるけれど、ごはんって人にすごく力をくれるものなんだなぁと実感させられる。
柚木麻子さんの本はアッコちゃんシリーズを含め他にも何冊が読んだけれど、刺さったり刺さらなかったりで波が大きかった。アッコちゃんシリーズでも一番好きなのはこれでした。
こちらも前々から読みたくて12月に入ってからやっと読めた一冊。私自身は音楽のことはからきしで、知識も全くないけれど、こんなにも惹き込まれて読む本は久しぶりだった。
実は恩田陸さんの本はたくさん読んでいる訳ではないのだけど、こんな表現ができるひとがいるのか…と何回も思った。"天才"をこんなにも表現できるのって、本当に凄いなぁと。どこがどういいかを上手く伝えられなくてもどかしいけれど、なんだかすごくいいと思うものってあると思う。今年の締めくくりに読めて良かった。
どうやら今年は116冊読んでいたようなのですが(漫画除く、数え間違えてなければ)、来年は更に読書量を増やしていくことと、ついジャンルが偏りがちなので手広く読んでいくことが目標です。